別の角度からみたヴォルスンガサガ

 たいへんご無沙汰しております、ヘルギです。

 ヴォルスンガサガといえば、のちにドイツでワーグナーが歌劇作品として発表した「ニーベルンゲンの指輪」のモチーフともなった物語で、シグムンドからシグルドへと世代を渡った壮大なサガとして知られていることと思います。

 今回はこの話を別の角度から見る機会がありましたので、それを簡単におはなししたいと思います。話はワーグナーの没後から半世紀後、ドイツにおいてはヒトラーが政権を取るぐらいの頃になります。ヒトラーはゲルマン民族の優位性を説くために、ドイツ人の祖先を調査する事業が進めていました。しかし、出てきた資料は森の中で狼の毛皮を着て人狩りをしているような野蛮な話ばかりで、結局ヒトラーの関心を惹くことができず、アーリア人起源説に力点を置くようになってしまったということです。

 ・・・ちょっと待って下さい、ヴォルスンガサガにおいては、シンフィヨトリが狼の毛皮を着て森の中を駆け巡るという記述があります(手持ちの本が英語なのではっきりとわかりませんが;;)。すなわち、ヒトラーの指示によって調査をしていた調査員、あるいは研究員がゲルマン民族の起源を探るために調査していた資料とは、まさしくこのヴォルスンガサガである可能性があります。

 すなわち、ヴォルスンガサガは当時のドイツ人の祖先を研究する資料として用いることが検討されたものの、「狼の毛皮を着て森の中を徘徊」という節がこの当時の人々の関心を惹くどころか、野蛮であるとして「なかったこと」にされてしまったそうです。ヴォルスンガサガ自体は本当によくできた内容でありますが、彼らをドイツ人の祖先とするにはいささか問題があったということなのでしょうか。

(なお、これらの話はドイツ語のゼミでの話なので、まだ文献などによって裏がとれていません・・・)

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Freyrの北欧神話小ネタ話2

こんにちは、Freyrです。
今回も小ネタいきますよ。
と、その前に。
自分、素人ですからー!!(チキンバリア展開)

「スルトのこぼれ話」

今回のネタの出典は「幻獣大全Ⅰ」から。
・・・すでに神話本じゃないじゃん・・・。
まあ、気にしない方向でお願いします(^^;

ここのムスッペルという項目にこんなスルトがでてきます。
その話とはフィンランドの文学者ザカリアス・トペリウス(1847~1896)」の「子供たちのための読み物」に収録されている「スカンジナヴィアとフィンランドが半島になった話」です。
なので、おそらくは民話のたぐいだと思われますが・・・。
まあ、こんな話です。

アジアの王子デリング(朝焼け)と大西洋の姫アタランタ(夕焼け)が至福の島スカンジナで仲良く遊んでいました。
それに嫉妬した魔女「黒のヴァーラン」は北風を吹きつけ島を長い冬に閉ざします。
デリングとアタランタは、1年の半分はお互いの服の裾しか見えず、3ヶ月は暗闇の中に姿が消え、一緒に過ごせるのは残りの3ヶ月だけになってしまいました。
それを哀れに思った「黒のヴァーラン」と対をなす魔女「白のヴァーラン」は、歌を歌って二人を慰めます。
それが気に食わない「黒のヴァーラン」は、父親である巨人ヴィロ・カンナスに相談を持ちかけます。ヴィロ・カンナスは「虫けらがうろつくなどけしからん!」と、まず長男である火の神スルトに、島を吹き飛ばすように命令しました。
しかし、二度もしくじりを重ねたスルトはアイスランドの地下へと追放されてしまいました。
次男の風の神カーレには「島を大陸とくっつけてしまえ!」と言い放ちます。
しかし、カーレは知恵は回るものの、力はありません。
自分もスルトと同じ目に遭うのかと嘆いていました。
すると、巨人の子供であるカーセとスヴァーセが、スカンジア島とアジア大陸に別れて立ち、海に向かって石を投げているのが目に入りました。
カーレは、カーセとスヴァーセに別々に近づいて「相手はお前よりも遠くに石が投げれると言っているぞ」と競争心をあおります。
二人の巨人の子供は大地をちぎっては投げ、スカンジア島とアジア大陸の間に土を積もらせました。
そこで、カーレは仕上げとばかりに氷海から風を吹きつけて波をおこし、その波も土を運んで、巨人の子供達が作った土台部分に累積しました。
こうして、スカンジアは現在のスカンジナヴィア半島になったということです。
そして、デリングとアタランタも島流しから開放されたのでした。

どうですか?あのスルトさんがなんとも情けなくて面白くありませんか?
アイスランド神話では恐ろしく強いスルトですが、もしかしたらアイスランド以外では案外たいしたことなかったりして(笑)
もちろん、これはただの民話ですから北欧神話の資料にはなりえませんよ。・・・念の為。

追記
この文章は自サイトからの転記と多少の加筆を加えたものです。

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Freyrの北欧神話小ネタ話1

こんにちは、Freyrです。
現在長文をアップする気合も根性もないので(すいません^^;)小ネタで誤魔化させていただきますよ(笑)
題して「Freyrの北欧神話小ネタ話1」
自分、素人、素人ですからー!
間違ってる可能性も大ですからー!

「スヴァジルフェーリはどこへ行ったのか?」

というわけでスヴァジルフェーリのその後。
気になりませんか?
なにせスレイプニルの父馬ですよ!
あの、なんでも欲しがるオージンがその件にはなにも触れずにスレイプニルだけ受け取るなんておかしいと思いませんか?
なにせ、巨人フルングニルの名馬グッルファクシをソールが息子マグニに与えた時も「自分にくれなかった」と恨んだお人ですからね。しかも、フルングニルを倒したのはソールで自分にはスレイプニルという名馬があるにもかかわらずですよ。
さて、話は戻ります。この時点でスヴァジルフェーリの所有者である巨人スミズ(鍛冶屋)はソールに殺されているので戦利品として奪ってもなんら問題はないわけです。
それとも、すでにスヴァジルフェーリは立ち去って行ってしまっていたのでしょうか?
まあ、それが一番妥当な線ですよね。
しかし、やはり俺はアレはロキの物になったのだと考えたい。
・・・夫婦ですしね(笑)
で、自分で問題を起こして(しかも自分で解決)おきながら自分だけまんまと利益を得たロキはオージンの怒りを恐れてスレイプニルを渡したのではないかと。
というわけで、自分的結論。
北欧神話最強の名馬はスレイプニルではなくスヴァジルフェーリだ!
・・・ロキが一番良い馬をオージンに渡すはずがないですしね・・・。

しかし、よく考えてみればスレイプニルは足が速く、馬でいえばサラブレッド、スヴァジルフェーリは力自慢のいわば農耕馬や荷馬 のような存在。
・・・やはり、最強はスレイプニルかもしれませんね。

というわけで、あっさり自説崩壊!!(どーーん)

追記
この文章は自サイトからの転記と多少の加筆を加えたものです。

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フレイとスキールニル

どもども、Freyrです。
ご存知の方も多いとは思いますが、俺のハンドル名「Freyr」は北欧神話のフレイ神のことです。
と、いうことで今回はそのフレイが主役(?)である「スキールニルの歌」を紹介したいと思います。

「スキールニルの歌」は、ざっと話すとこんな話です。

ある日のこと、フレイは玉座(←オーディンの私物です^^;)から世界中を眺めていたところ巨人の国で美しい乙女を見つけました。
そして、恋煩いにかかってしまったのです。
それをみかねたスカジ(フレイの継母です)がフレイの従者スキールニルに原因を究明するように命じました。

スカジ「こら、スキールニル!あのニョルズの息子を何とかしなさいよ!いつまでも凹んで凹んで・・・見苦しいったらありゃしない!あんた、あの子の従者でしょうが。」
スキールニル「(怯えながら)・・・わ、わかりましたー」

ということで、スキールニルはフレイから相談を受けることになりました。

フレイ「・・・君にはわかるまい・・・この苦しみ・・・ああ。」
スキールニル「・・・いいかげん話してくださいよー。誰のことが好きになったのですか?坊ちゃん。」
フレイ「・・・はっ。なぜに僕が恋煩いだと見抜いた?」
スキールニル「・・・(見れば一目瞭然だって^^;)それは、私が子供の頃からフレイ様と一緒にいるからですよ。心が通じ合っているのです。」
フレイ「ああ、なるほど。」

こうして、フレイはギュミル(巨人の名前です)の娘ゲルズに恋していることを打ち明けるのでした。

フレイ「これほどまでに、美しい乙女はもう現れないだろう。だが、神々も妖精も二人が結ばれることを喜ばないだろう・・・。」
スキールニル「・・・(つまり、私にいけと。)それでは、馬と剣をくださいませ。」
フレイ「わかった。よろしく頼むぞ。」

というわけで、フレイの名馬と宝剣をゆずりうけたスキールニルはギュミルの館へ向かったのでした。

スキールニル「貴女がゲルズ様ですか。初めまして、フレイ様の従者スキールニルです。いきなりですが、フレイ様の妻になってくださいませんか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)」
スキールニル「・・・それでは、純金の林檎(若さ)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもその若さを頂くことはありません。」
スキールニル「わかりました。・・・それでは、ドラウプニル(富)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)ギュミルの館でも黄金は不自由していません。」
スキールニル「なるほど。・・・それでは、この宝剣が目に入りませんか。巨人殺しの剣ですよ。断ればどうなるか・・・わかるでしょう?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもこのような無理無体な仕打ちを受けるいわれはありません。父、ギュミルが来たら貴方達のことですからすぐに戦いになりましょう。」
スキールニル「ですから、ギュミルでもこの宝剣には勝てません。貴女の父が死ぬのですよ?よろしい。更に私が貴女に呪いをかけることにします。その呪いとは・・・(以下略)」
ゲルズ「・・・わかりました。承諾します。私がフレイを愛することになるとは夢にも思いませんでしたが・・・。」
スキールニル「良い判断です。」
ゲルズ「・・・九夜の後、バリの森にてゲルズはニョルズの息子に愛を捧げるでしょう。そうお伝えください。」

こうして、ゲルズはフレイの妻になることを承諾しました。そして、そのことをフレイに伝えることにしました。

スキールニル「・・・というわけです、フレイ様。」
フレイ「ありがとう、スキールニル。しかし・・・九夜か。一夜は長い、二夜はもっと長い。どうして三夜も我慢できよう。待ちごがれる半夜は普段の一夜よりも長く感じるよ・・・ああ。」
スキールニル「・・・(呆れて)そうですか。」

とまあ、かなり俺の主観が入っている気もしますが^^;こんな話です。
自分の求愛ぐらい自分で行けよ、というツッコミは当然の話で。
ゆえに、フレイは坊ちゃんで情けない男というイメージが定着しています(笑)
が、実はスキールニルはフレイの別人格を表しているだけで二人は同一人物であるという説もあります。
それなら、フレイ自ら求愛に行ったことになる!
ということで、二人は同一人物であるという仮定を元にもう一度「スキールニルの歌」を振り返ってみましょう。
もしかしたら、フレイを弁護できるかも?

ある日のこと、フレイは玉座(←オーディンの私物です^^;)から世界中を眺めていたところ巨人の国で美しい乙女を見つけました。
そして、恋煩いにかかってしまったのです。
それをみかねたスカジ(フレイの継母です)がフレイに話を聞いてみることにしました。

スカジ「フレイ、あんなに賢い貴方なのにどうしてこんなに沈んでいるのですか?」
フレイ「・・・実は、私はギュミル(巨人の名前です)の娘ゲルズに恋しているのです。」
スカジ「そう、それであんなに塞ぎ込んでいたのね。」
フレイ「はい。しかし、いつまでもそうしているわけにはいけません。今から求愛しに行ってきます!」

というわけで、名馬と宝剣を持ちつつギュミルの館へ向かったのでした。

フレイ「貴女がゲルズですか。初めましてフレイです。いきなりですが、私の妻になってくださいませんか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)」
フレイ「・・・それでは、純金の林檎(若さ)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもその若さを頂くことはありません。」
フレイ「わかりました。・・・それでは、ドラウプニル(富)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)ギュミルの館でも黄金は不自由していません。」
フレイ「なるほど。・・・それでは、この宝剣が目に入りませんか。巨人殺しの剣ですよ。断ればどうなるか・・・わかるでしょう?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもこのような無理無体な仕打ちを受けるいわれはありません。父、ギュミルが来たら貴方達のことですからすぐに戦いになりましょう。」
フレイ「ですから、ギュミルでもこの宝剣には勝てません。貴女の父が死ぬのですよ?よろしい。更に私が貴女に呪いをかけることにします。その呪いとは・・・(以下略)」
ゲルズ「・・・わかりました。承諾します。私がフレイを愛することになるとは夢にも思いませんでしたが・・・。」
フレイ「ありがとう、嬉しいよ。」
ゲルズ「・・・九夜の後、バリの森にてゲルズはニョルズの息子に愛を捧げるでしょう。」
フレイ「わかったよ。しかし・・・九夜か。一夜は長い、二夜はもっと長い。どうして三夜も我慢できよう。待ちごがれる半夜は普段の一夜よりも長く感じるよ・・・ああ。」
ゲルズ「(・・・やっぱり、ムカつくわ。せめてもの腹いせに名馬と宝剣は捨ててしまいましょう。ふう、これで少しはスッキリしたかしら^^)」

・・・って、フレイ自ら脅してるじゃん!
しかも、脅して妻を手に入れたにも関わらず苦悩のポエム・・・。
やはり、いずれにしてもイタイキャラなのか。
どうやらフレイの弁護は難しいようです。

追記
これは前回のブラギのブロクからの抜粋です。
自サイトからの転記でもあります。

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歴史を学んでみませんか?

どうも、Freyrです。
さて、今回は歴史のお勉強をしたいと思います。
え?神話じゃないの?
と、思われる方もいるかもしれないですが神話と歴史は繋がっていますよー。
神話好きなら、やはり歴史も好きになろう~。
というわけで、ざっと北欧三ヶ国の歴史を紹介したいと思います。
具体的にはスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの三ヶ国です。
とはいえ、さすがに全ての通史を語るわけにはいきません(^^;
今回紹介するのはサガやエッダが作られた時代でもあるキリスト教改宗時代です。
・・・ということで、いきますよー。

スウェーデン
小王国が併立して戦い合ったりしていましたが、最終的には統一されていきます。
そして、その後キリスト教化されていきます。
ちなみに初めに改宗した族王(国王)はオーロフ・シェットコンヌング(在位994~1022年頃)です。
さて、エリク9世の時代にはフィンランドへ十字軍が派遣されます(1155年)
まあ、十字軍といっても実際は只の侵略なのですが(^^;
この十字軍は第二回(1250年)、第三回(1300年頃)と行われました。
その甲斐もあってか、フィンランドは徐々にキリスト教化していき最終的にはスウェーデンと準連合という扱いで支配されることとなります。
ちなみに、この支配は約500年続きます。

デンマーク
デンマークでは族王(国王)クヌート(在位1019~1035年)が改宗したのが始まりといわれています。
が、それより前のハーラル青歯王(在位935~985年頃)だったという説やそれより後であるスウェイン・エストリドソン王(在位1047~1074年)という説もあります。
その後、内戦が続き最終的にはワイデマール1世(在位1157~1182年)が抜け出してデンマークの隆盛を築きあげます。
これを助けたのがアブサロン大司教です。
ちなみにこの人の書記が「デンマーク古代史(ゲスタ・ダノームル)」を書いたサクソ・グラマチカスです。
ワイデマール勝利王(在位1202~1241年)の時代には、エストニア遠征(1219年)も行われこの時の劇的な勝利によってデンマークの国旗は生まれたといわれています。
さて、ワイデマール勝利王はユトランド法典を作ったことでも有名です。
今までは、民会(シング)で口頭にて法を適用していたのですが、成文法であるユトランド法典に変わりました。
これはなんと1683年まで続いたというのだから素晴らしい法ですよね。
そして、ワイデマール・アッテルダーグ(在位1340~1375年)の時代がきます。
アッテルダーグ(他日)とはもう一つの偉大な時代を意味します。
ので、別名ワイデマール他日王ともいいます。
1361年にゴットランドを征服し、さらにスコーネ(スウェーデン南部)もデンマーク領となります。
これによって、バルト海貿易を支配したわけですが同時に敵も出てきます。
ハンザ同盟である。

ノルウェー
ノルウェーでは、900年頃にオスロフィヨルド地方の族王であったハーラル美髪王(在位900年頃~940年頃)がノルウェーを統一しました。
ハーラルは、スウェーデン王家の出ともいわれ「ノルウェーを統一するまで頭髪を刈らぬ」と誓いを立て誓願成就の後、頭髪を刈ると美しい髪であったので美髪王という綽名がついたといわれています。
そして、さらにシェトランドやオークニー諸島も占有するにいたります。
ちなみに、ハーラルのノルウェー統一に異を唱えたノルウェーの豪族達はアイスランドへ亡命するにいたります。
ハーラル美髪王の死後、再び内戦に明け暮れますがオーラフ・トリグバソン(在位995~1000年)が頭角を現します。
オーラフ・トリグバソンはオーラフ一世ともいわれます。
オーラフは、キリスト教に改宗して国内にこれを広めたとされています。
もっとも改宗は強制的で、従わなければ刑罰を与えるという荒っぽいやり方だったようです(^^;
その後、ついにオーラフ・ハーラルドソン(在位1015~1030年)が出てきます。
オーラフ・ハーラルドソンは聖オーラフ(もしくはオーラフ二世)とも呼ばれ、ノルウェー史上最も有名な国王の中の一人です。
オーラフは法を定めて善政を敷き国力を高めましたが、それよりも彼の死後奇跡が起こり聖者の列に加えられたことの方が有名です。
まあ、実際に奇跡が起こったというよりそう信じられたということでしょうけど。
その後、ハーラル(別名ハーラル苛烈王)・ハルドラーデ(在位1047~1066年)やマグヌス裸足王、シグルド十字軍戦士王(在位1103~1130年)などが出てきますが最終的には内戦状態になっていきます。
ちなみにハーラルはオスロの建設者といわれています。
そしてマグヌス裸足王の裸足の由来はキルトを好んだからだといわれており、シグルド十字軍戦士王は勿論イスラム異教徒達を戦ったのでそう呼ばれているわけで。
彼らは、若い頃からバイキングをした後に王位についており、最後のバイキング王達といえるでしょう~。
さて、その後の内乱(100年ぐらいも続きます)もホーコン・ホーコンソン(在位1217~1263年)の頃にようやく収まり平和が訪れます。
この頃からノルウェーは最盛期を迎えるわけですね。
次のマグヌス改正王(在位1263~1280年)はその名の通り、全国共通の共通法を選定しました。
その次のホーコン五世(在位1299~1319年)までは、まだまだ隆盛を保っていたのですが、ハンザ同盟が台頭してきてじりじりと衰え始めてしまいます。
そして、ホーコン五世は息子がいなかったので娘の嫁いでいたスウェーデン王家にノルウェー王家の王冠は渡ることなります。
こうして、ホーコン五世の孫にあたるマグヌス・エリクソン(在位1319~1355年)がスウェーデン・ノルウェーの王になりました。
しかし、この頃には貴族や大司教などの勢力に押されて王権は弱体化し王といっても全く名目的なものとなってしまっています。

北欧三国のまとめ。
まずはキリスト教改宗に関してですが、1100年頃には北欧三国の大半はキリスト教化したようです。
次に黒死病についてですが、1350年頃にスカンジナビア半島を襲い、スウェーデンは人口の約三分の一、デンマーク・ノルウェーは約二分の一も失われたそうです。
最後に北欧三国のその後ですが、スウェーデン・ノルウェーの勢力は後退しデンマークを上位国とする同君連合であるカルマル同盟が成立することになります。

さて、ここまで延々と歴史を大急ぎで語ってきましたが・・・別にこれらを全部覚えろって訳ではありませんよ、みなさん(笑)
更にいえば、上記の大雑把な箇条書きを読んでも正直楽しくはないと思われます(←え?)
じゃあ、書くなよー!
というツッコミはもっともな話です。
が、これを読んだ中で一つでも皆さんの興味を引いた事件や人物なとが見つかればと思って書きました。
もしくは、ざっと読んでなんとなく歴史の流れでも感じてくれたらなあ、と。
少しでも気になったら、今度は自分で色々調べてみてはどうでしょうか?
また一つ新たな発見があるかもしれませんよ(^^)
例えば。
「なんでこの人達、名前の最後に~ソンってつく人ばかりなんだろう?」と思ったとします。
そして、調べていけばわかると思いますがやはりなんらかの意味があるわけです。
この例の場合でいうと、ソンっていうのは息子という意味でしてオーラフ・ハーラルドソンだとハーラルドの息子オーラフという具合になるわけです。
・・・と、まあこんな感じで好奇心の赴くままに調べていけば、きっと楽しいですよ~。

正直、固有名詞や年表を覚えるだけが歴史ではありません。
なぜ歴史の流れがこうなったか?ということを考えていくと歴史は楽しくなると思います。
みなさんも、歴史を学んでみませんか?

追記
これは前回のブラギのブロクからの抜粋です。
自サイトからの転記でもあります。

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シュールストレミング

初めまして、Freyrといいます。閲覧者の皆様、以後お見知りおきを。
読み進んでいけばすぐにわかることだとは思いますが、執筆メンバーの中ではダントツで知識ナッシングを誇る俺・・・。
ということで、「素人の、素人による、素人の為の、Saga&Edda」といった感じでガンバリマス。
よろしくお願いいたしますー。

今回は、サガやエッダのバックボーンでもある北欧について語っていきたいと思います。
まあ、彼らは常に移住(バイキング行)しまくっていましたから厳密には北欧以外にもサガは存在しますが、基本北欧ということで!
普通、北欧というとアイスランド、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランドですが、北欧神話圏といえばフィンランドを抜いた4ヶ国となります。
フィンランドは、まあちょっと違う文化圏なので。
ということで、この4ヶ国について語っていきましょう。
とりあえず、北欧諸国の首都や特産品などでもさらっと書いておきますね。

アイスランド共和国
首都はレイキャビク。特産品はウール製品や水(湧水がうまいらしいです)

ノルウェー王国
首都はオスロ。特産品はタラ肝油や、ヤイトスト(山羊のチーズ)

デンマーク王国
首都はコペンハーゲン。特産品は琥珀。

スウェーデン王国
首都はストックホルム。特産品は・・・シュールストレミング・・・。

そう、シュールストレミングである!!(←つまり、この話がしたかっただけらしい)
というわけで、シュールストレミング話をさせていただきます!
・・・とはいえ、シュールストレミングを知らない方もいると思いますのでまずは説明から。

シュールストレミングとは。
スウェーデン発祥の缶詰。ニシンを塩漬けにして、缶の中で発酵させた漬物の一種。スウェーデン語でシュルは「酸っぱい」を、ストロミンは「バルト海のニシン」を意味する。
(Wikipedia:シュールストレミングより抜粋)

そして、臭度は8000以上といわれています。ちなみに納豆の臭度はおよそ350ぐらいです。
まさに世界最強を誇る発酵食品なのだ!バイキングに相応しい食材といえるだろう!
で、このシュールストレミング。
起源はどうやら謎のようなのですが、おそらくバイキング時代だろうと勝手に推測、こんな起源を想像してみたり。

バイキングボス 「よーし、今年も夏がきたぞー!船を出せ~~!」
バイキングA   「ボ、ボス。なにやら異臭騒ぎがおきてます!」
バイキングボス 「なにー!」
バイキングB   「どうやら、食料庫の方のようです。」
バイキングボス 「よし!(といって乗り込む)・・・こ、これは!!」
バイキングA   「すげえ、臭いだ・・・。」
バイキングB   「神々の怒りか・・・。」
バイキングボス 「うろたえるな!進めー!(といってブツを発見する)・・・ニシン?・・・。」
バイキングB   「保存食のニシンの塩漬け・・・ですね、おそらく。」
バイキングA   「・・・あ、そういえば去年、ニシンの塩漬けを置き忘れていたよーな・・・。」
バイキングボス 「馬鹿者~!掃除は徹底しておけ!」
バイキングA   「す、すいません!」
バイキングB   「・・・一年放置か・・・これは完全に腐っているでしょうなあ。」
バイキングボス 「む?そんなことはないぞ。塩に漬ければどんな食材も腐ることはないのだ!(←バイキングの精神)」
バイキングB   「え?・・・ま、まさか。」
バイキングボス 「うむ、これは腐っているのではない。発酵しておるだけだな。」
バイキングA   「お、待ちくださいボス~。さすがにソレは死に至らしめます・・・。」
バイキングボス 「(聞く耳を持たずに)むしゃむしゃ・・・うむ、珍味じゃな。」
バイキングA&B「!!!」
バイキングボス 「酒にちょうど合うかもしれん。おい、酒もってこい。宴会じゃ~!」
バイキングA   「は、はい!」
バイキングB   「・・・さすがボスだ。」

・・・ほら、よくあるじゃないですか。
冷蔵庫の中に食材を置き忘れていって腐らせるってこと。
なので、シュールストレミングの場合もそれかな・・・とか。
それに、アレを普通に食べれる神経の持ち主はバイキングぐらいですよー。
とはいえあまり信じないでくださいねー。只の想像ですから。

しかし、これだけではシュールストレミングの凄さはイマイチ伝わらないかも知れない。
ということで、実際にシュールストレミングを食したこともあるという友人のY氏に直撃インタビューしてみました。

Freyr     「まず、シュールストレミングを食すときの注意事項を教えてください。」
Y氏      「まあ、基本は野外で食べることかな。臭いがともかくこもるんで。野外でも、緑地公園とか広いところで食すのがおすすめ。でないと、異臭騒ぎがおきてしまうかもしれないですし(笑)」
Freyr     「家の中で食べれない・・・という時点で非常識な食材であることは一目瞭然ですね・・・。」
Y氏      「それと、どこからともなく大量にハエが発生しますので、注意しましょう。」
Freyr     「大量に・・・ですか?」
Y氏      「まあ、ぶっちゃけ『うOO(いわゆる排泄物です)』みたいなものです。」
Freyr     「・・・。」
Y氏      「あと、ファOリーズ(消臭スプレーのことです)は必須です。丸々一本使い切る気持ちで行きましょう。」
Freyr     「・・・事後処理というやつですね。」
Y氏      「ともかく、塩辛いので単品で食すのはつらいです。パンとかトマトではさみましょう。」
Freyr     「なるほど。」
Y氏      「副作用として、他の食材がすばらしくおいしく感じられます。乾パンとかでも、ご馳走に感じられます。」
Freyr     「でしょうね・・・。」
Y氏      「シュールストレミング自体よりも、その汁がつらいです。汁を飲むことは自殺行為です。」
Freyr     「・・・ありがとうございました・・・。」

少しは、伝わったでしょうか?
「まだ、全然伝わらないよー。」という人は実際に食してみてやってください・・・俺にその勇気はないです。
稀に、直輸入のお店にあるとかないとか。

というわけで、北欧を語る・・・というのは建前で、シュールストレミングについて語らせていただきました。
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございましたー。

追記
これは前回のブラギのブロクからの抜粋です。
自サイトからの転記でもあります。

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ヘタリアを知っているか

ご無沙汰でした(^^)eikaです☆
もうすぐ新年度ですね。
新入学、新入社、進学のみなさんおめでとうございます(^^)
季節と関係なく、マンガネタをやりたいと思います。

これ、自サイトの常連さんより教えていただいたマンガなのですが。
世界初の国家擬人化歴史パロディマンガ「ヘタリア」をご存知でしょうか。
世界史オタクの萌えポイントをピンポイントで突いてくる、かなりコアなマンガです(^^;;
元はウェブマンガでして。
今でも無料で閲覧できますので、興味ある方は是非検索かけていただければと思います。

ご説明したとおり、国家を擬人化しておりまして。
北欧諸国出てきます♪
とりあえず「スーさん」の愛称で親しまれているスウェーデンは、東北弁を話す寡黙で不器用な男です(-▼-;;
主要キャラとして北欧諸国では久しく彼一人だったのですが、最近、ブログにようやくデンマーくんこと、デンマークが出てきました(^^)
そのうち、ノルウェーも登場してくることでしょう☆
三人がそろうのがかなり楽しみです。
え?もう一カ国あるだろって?あ、フィンランド?
可愛い系で大人気なのがフィンランドですが…や、でも、フン族ですので(- -)ゲルマンじゃないし(- -)このブログでは当然スルーです(イミフ)

そいでもってアイスランドも出てきます。
まだちょこっとしか出番ないですけど(^^;;
似た境遇のシーランドにかなり食われてますけど(^^;;
アイスランド、ただいま不況真っ只中ですが、ホント頑張ってほしいと思います。
だいぶ貨幣価値も下がってますし…そんでもってこれは行くチャンスではないのかと確かに調べたりしましたが、それでも高いアイスランド…(TT;;

面白いのはこのマンガ、歴史パロディと銘打っているだけあって、プロイセンとゲルマンさんも出てきます。
ピンポイントで突いてくるので、実際、広く浅くしか知らない私にはネタがわからない話も実は結構あるんですが(^^;;
我こそは西洋史オタクと思う方にはお薦めです☆

ただいまアニメもアニメイトサイトで無料配信中。
5分アニメなので、気晴らしにくすっと笑ってください(^^)

花冷えの季節ですが、みなさまご自愛くださいませ☆
eikaがお届けいたしました(^-^)

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シンポジウム アイスランドの神話・歴史とノンニ童話

ネットというのは便利なもので、かつてとある大学のフランス文学教師に「文化果つる土地」と言われた場所でも東京で催されるシンポジウムの情報が手にはいるようになった。めでたい。
 十月十五日、東京・池袋の自由学園明日館で「アイスランドの神話・歴史とノンニ童話」というシンポジウムがあるという情報をいただいたので、行ってきた。

 自由学園明日館は、フランク・ロイド・ライト設計の、こぶりだが美しい建物だ。昔は学校の校舎として使われていたらしい。学校の建物でそんな設計者に、と思ったら「婦人之友社」ゆかりの学校らしい。納得した。
開始まで時間があったので、展示なども見てまわった。今回取り上げられているノンニ・スウェンソンについてのものの他に日本アイスランド協会の会報もあった。名誉会長は作家の渡辺淳一氏だそうだ。独自の企画が時折行われているらしいので、興味のある方はサイトなど覗いてみるのもいいかもしれない。
 

 時間になったので、開催される部屋に入った。よくある会議用長机とパイプ椅子ではなく、木製の何か年代物めいた長机と椅子が並べられていた。心なしか椅子や机が小さいような気がした。校舎として使われていた当時の日本人の体格にあわせているのだろうか。
 それはさておき、北欧関連出版社の出店コーナーがあったので突進した。わああい「ヘイムスクリングラ」
の邦訳だ。まだ一巻しかなかったが、これからも順次出していくらしい。頑張れー。東海大学出版社様もいらしていたので
 「ゲスタ・ダノールム続き発行のご予定は」とうかがった。
 「先生があそこから後は他の話とかぶるから必要なしとおっしゃってるので」
谷口せんせええええ。

 何はともあれ、シンポジウム開始。最初は前在アイスランド臨時代理大使(ややこしい肩書きですね)の方のお話から。行政主導の交流もいいが、どうしてもバイアスがかかってしまうので民間の草の根外交よろしく……というような感じ。スヴェンソンの邦訳もなさっているそうで、「外務省のお役人」のイメージからは遠い方だった。

 わざわざアイスランドからいらした、ノンニ博物館代表の方は写真を見ながらの解説だった。ノンニ・スヴェンソンがいた当時のアイスランドの写真もあった。白黒写真だったせいもあると思うが、本当に景色が簡素な土地だ。昔はシロクマがグリーンランドから流氷に乗って来ることもあったらしい。シロクマがいきなり家の近くに来たりしたらやだな。
 なお、スヴェンソンが好んだ言葉として「オーディンの箴言」の「財産は滅び……」がアイスランド語で映し出されたとき、菅原・熊野両先生がはしゃいでおられたことをとくに付記いたします。

 日本アイスランド学会の竹本 統夫氏によるアイスランド児童文学の受容について。
 アイスランドはプロテスタント系だったと思ったが、スウェンソンはカトリックの神学校出身らしい。それで、物語を書くときには教会組織のこともかなり意識していたようだ。それでいて異教の巫女やアイスランド・サガを思わせる描写を入れるあたり大胆な方です。
 北欧文学の受容は明治時代から続いていた、と言われて、はて、と思ったが、イプセンやアンデルセン、ラーゲルリョーヴと具体名を挙げられて初めて納得した。そういえば北欧だった、と。そしてやはり北欧文学の翻訳と言えば山室 静氏の名前があがった。
 そして今は、日本との繋がりを持つ作家としてのスヴェンソンの重要性が認識されている、らしい。
 正直私はノンニと言われても「そういえば何か読んだような記憶が」レベルの知識しか持ち合わせず、北欧の児童文学といえば、アンデルセンとニルスを除けば「三匹のやぎのがらがらどん」ぐらいしかわからない。
もう少しいわゆる児童文学にも目を向けてみるか。そして先刻調べるまで「人形の家」のルーマ・ゴッデンが北欧だと何故か思いこんでいた。イギリスの方でしたね彼女……。

 コーヒータイムのあとは、菅原 邦城先生の「北欧神話受容史」。 菅原先生はおひげが素敵なおじいさまでした。
 さて内容ですが。原語文献として詩・散文両エッダをあげておられた。後者は対キリスト教としてスカルド詩の伝統たる伝説を保存する目的で書かれている、とのこと。
 次に「北欧神話」の呼称について。資料が北欧のものに依存するものとして、ラテン語による、神が英雄として描かれたサクソ・グラマティクスの「デンマーク人の事績」、アイスランド語に通じる「フェーロー諸島のバラッド」等をあげておられた。
 「エッダ神話」と呼ばれるものについては、伝えられているものは偶然残ったものであり、完全なものでなく、永遠に不完全であるとのこと。言われてみれば。どの写本にしろ、あれらが全てではないし、また北欧の場合スカルド詩人の創作というバイアスも問題だ。
 「ゲルマン神話」と呼ばれることもある。この場合、とくに注意しなければならないのは「ゲルマン」は「ドイツ」ではないということだそうだ。「ゲルマン神話」という場合の「ゲルマン」とはデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド及び他の諸島地域とされる。また、「ゲルマン神話」は民俗の中に残存している程度であり、ほとんど残っていないレベルだそうだ。
 最後に、「アイスランド人というんは生きることに自信を持っており、他人のいうことを聞かない」だそうだ。
 そして日本語翻訳のながれと文献一覧についてだったが、
「こんなのはインターネットで調べれば(大意)」
先生……。
 そして東京書籍「北欧神話」をぶんまわしながら
「版権私にありますので出版社の方よろしく(大意)」
先生……。

 飛行機のお時間ということで慌ただしめの質疑応答の後、熊野 聰先生による「アイスランドのサガと歴史」。
 サガを史料としてあつかう場合の、創作と事実との差、サガから見えてくる当時の人々のものの見方などが論じられた。サガを読むときには、そこに描かれていることがらを現代の人間の価値観で判断してはいけない、ということが大筋であったように思う。
 サガは物語であると同時に書かれた社会においてある意味証明書として機能し、(例:『ランドナーマボーク』『アイスランド人の書』)かつエンターテインメントでもあった。現在の「小説」と決して同一ではなく、また同じ読み方をしてはいけない。
 しかし、サガが理解できるようになるまでは10年単位で時間が必要だそうだ。大変。

 質疑応答があってこの日のプログラムは終了。名建築家の手がけた建物の中でエッダ・サガ、北欧児童文学
についての様々な意見を聞く珍しい機会に恵まれたことは幸運だった。次回があればまた参加したい。

自サイトから修正の上転載いたしました。

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小泉八雲が言ったこと

小泉八雲。
知ってます?
「怪談」書いた人ですね。
で。
出自はアイルランドなのか。ギリシアなのか。
父親がアイルランド人で母親がギリシャ人なので。
で、結局、何人なのよ、という疑問があるわけですが、結局は日本人なんですよね帰化したので(^^;;
で。
私、誕生日が一緒なんです…あ、それだけです(^^;;
ついでに八雲、隻眼です…あ、それもどうでもいいですね(^^;;

まあ、ぶっちゃけ誕生日が自分と同じだったので小泉八雲に興味を持った私でしたが(^^;;
その八雲に、まさか北欧神話を調べていて、再会することになろうとは思いもしませんでした。

八雲は島根大学、熊本大学、東京帝国大学、そして早稲田大学で教鞭を執っていますが、東京帝国大学における講義で、北欧神話を取り上げているんですね。
彼は10年の長きにわたり教壇に立ちましたが、毎年違う内容の講義を行い、わかりやすい講義で、学生達からとても慕われたと言われています。彼の退官が決まった東京帝国大学で、激しい八雲留任運動が学生達の間で起こった話はもしかすると知っている人も多いかも(^^)
彼の退官によって大学は5人の新任教授を雇い入れましたが、その中の一人が夏目漱石です。八雲を慕う学生達は漱石にはあまり優しくなかったみたいです(^^;;

閑話休題。
要するに。
1800年代に北欧神話を日本に紹介した男なのですよ小泉八雲は。
小泉八雲がいったことは彼の講義録に収録されています。大きな図書館に行ったら置いてあるんじゃないかと思います。私は大学の図書館で見つけました(^^)
是非、偉大なる先人の北欧神話紹介を読んでみてください。
正しい理解がそこにあり、美しい日本語に出会うことができます。

そういえば、寺田寅彦の随筆でも北欧神話紹介を読んだことがあります。
文庫本で読んだ記憶があるのですが、どの本に収録されているか、ご存じの方はいないでしょうか?
ご存じの方は是非教えてくださいませ<(_ _)>

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嘘ゲーム企画

はい今晩は、山森と申します。

エッダやサガ等、北欧の神話や伝説といえば、猛々しいものという印象があります。あまり女性受けはしないものでしょう。

いえまあ一部のお嬢さん方がたくましくあれそれな創作をしていらっしゃるという噂も聞きますが。

 そこで入りやすいとっかかりを示すべく、女性向けシミュレーションゲームを考えてみました。あっちこっちのゲームをベースに

しています。思い当たる節がおありの方は笑い飛ばして下さい。怒らないでください。実際の北欧中世とはことなる文化も、

「異世界」と言い張り、「実際はこう」と明言しておけば大丈夫。

ではいってみましょう。

 

ありふれた日常、学校で授業を受け、休み時間や放課後には流行の話題に適当に話を合わせて、家に帰れば最低
限の勉強と好きな読書。学校を出れば就職して、あとはまあそれなりの平凡な人生だろう。そう思っていた。
 地球温暖化対策が叫ばれる世の中にしては珍しいほど冷え込む冬の日。鉛色の雲が空を覆っている。ああ、
雪が降りそうな雲だ。思ったとたんに、風花が舞い始めた。身体が震える。早く帰ろう、と脚を踏み出した瞬間、 世界は揺らいだ。

 

古代世界宗教支援シミュレーション
 凍てつく風の果てに

・世界観

イースラント。その世界でも北方に位置する、地力に乏しい孤島が主人公のいる場所で
す。百年ほど前に、少し離れた大陸の国、ノルトヴェークから植民が開始されました。そ
の時代に、古い神々に対抗するかのように新しい「白き神」の信仰がもたらされ、その神
に跪くことをよしとしない人々が逃れたことから始まった植民でした。海を隔てていたこ
ともあり、さしたる争いはなく、元をたどれば同族であったことから交流も行われていま
した。
 しかし、ノルトヴェークが争乱の時代を経てオーラフという王を戴いたとき、その均衡
は崩れました。彼は「白き神」を絶対視し、ノルトヴェークに残っていた古い神々の信者
を弾圧しました。その苛烈さは、神像を打ち砕いたり神殿を焼いたりするにとどまらず、
信者を焼き殺したり、蛇を無理に飲ませて内蔵を食い破らせたりする残虐行為に至るもの
でした。
 耐え抜いて信仰を護ろうとする信者もいましたが、おおかたの者は古い神々をを捨てま
した。由緒ある土地から神殿が消え、人々の信仰心が衰えたことから古い神々の力は衰え
始めました。神々の衰弱を知ったオーラフは、イースラント侵略を計画します。
 
 イースラント中心部に、古い歴史を誇る一族の末裔の女性、アウズが住んでいました。
神々を先祖に持つと言われ、占いや魔法に長けた女性を数多く輩出した名門です。彼女は
オーラフの侵略計画を知りましたが、故地から離れ、オーラフの暴虐を恐れて改宗しよう
と言い出す者まで出る今のイースラントでは、彼女の能力も微々たるものです。また、い
かに名声と資産を持っていても、女性では公の場での力は限られます。
 アウズは、伝説に登場する戦乙女に着目しました。様々な力を持ち、戦場で男達を鼓舞
する戦神の仕え女です。力の衰えた自分に、神を呼び出すことは出来ない。だが、神の仕
え女ならば出来るかもしれない。もし神々のいらえ無き場合は、覚悟を決めよう。
 そして儀式の場に現れたのは、イースラント、ノルトヴェークどちらの土地でも見るこ
とのない闇色の髪と大地の瞳を持った少女でした。
 
 この少女に、極寒の島イースラントの運命は託されたのです。

 
・ゲームの目的
 神乙女として異世界のイースラントに呼び出された主人公は、イースラントの人々の信
仰心を復活させ、やがて侵略しに来るであろうノルトヴェーク王オーラフに対抗するべく
人々をまとめ上げることを期待されています。
 
・ゲーム内での行動
 基本的に何をするにしても時間は消費されます。オーラフの侵攻までにイースラントの
人々をまとめ上げ、神々への信仰を取り戻して下さい。
 主人公はこの世界については何も知りません(何故か会話は出来るようですが)。また、
一人では何かと不都合なこともあるので、アウズが補佐役を付けてくれています。問題の
解決その他の行動の時には、必ず補佐役のうち誰かを選んで同行させてください。
 
 ・問題の解決 イースラントには様々な人々が暮らしており、当然もめ事などが起こり
        ます。それを解決することで、神乙女として人々からの信頼を得ていき
        ます。失敗すると、その事件の関係者が侵戦時にオーラフ側につきます。
        事件の情報は、アウズが教えてくれることもあります。ですが、積極的
        に自分から探しましょう。具体的には、アウズの屋敷を訪れた客人に「何
        か変わったことはありましたか」と尋ねたり、季節毎や結婚式などの宴
        にアウズと共に出席し、周囲の人々の会話に耳を傾けたりしましょう。
        宴に行く場合、広間で座る位置に注意して下さい。正しい位置に座らな
        いと、人々から礼儀知らずと見なされて情報が得られません。
        また、もめ事の当事者から感謝の証としてアイテムがもらえたりその一
        族に伝わる呪文を教えてもらえたり、別のもめ事を解決するヒントをも
        らえたりすることもあります。積極的に挑んでください。
 
 
        解決の具体例
         大切な保存食であるチーズが屋敷から盗まれた。宴に来ていた客に疑
         いがかけられたが客は否定している
         以下の三つから選択
 
                 ・客の家にあるチーズと、倉に残っているチーズの
                  切り口を確かめる
                 ・術で占う
                 ・決闘もしくは襲撃
 
         成功するかどうかは、主人公のパラメータによって決まります。「切
         り口を確かめる」ならば主人公の「知性」パラメータ、「術」ならば
         「神力」、「決闘」ならば「武力」それぞれがイベントごとに要求さ
         れる基準に達していなければなりません。また、イベントによっては
         アウズから付けられている補佐役のうち特定の者を同行していないと
         解決出来ないものもあります。解決に要求される基準や同行者に
         ついては、解決実行前に「検討する」を選んで一度アウズの屋敷に
         帰り、アウズに相談することでだいたいの目安はわかります。ですが、
         人々と交わす会話などにヒントが隠されている場合もあります。
         それらから判断すれば、日数を消費せずにすみます。
 
 
 ・神乙女としての訓練  主人公は、イースラントのある世界については全く何も知り
             ません。(何故か会話は出来るようですが)この世界の法律
             や知識、最低限自分の身を守る程度の武術は身につけておか
             ねばなりません。それらを補佐役に教えてもらいましょう。
             これによって主人公のパラメータが上昇します。上昇の度合
             いは、訓練相手が持っている能力によって違います。知力を
             上げたい場合は知的能力、例えば法律や伝承に詳しい相手、
             武力ならば武術に長けた相手を選んでください。また、相手
             との友好度によっても変化します。
             「神力」を訓練で上げる場合は、アウズとの訓練でしか効
             果はありません。この世界では、呪術や占いは基本的に女性
             が行うもので、男性がそれらに関わることは表向きには恥と
             されています。また、もめ事の解決によって信仰を取り戻
             した場合にも「神力」が上昇します。
              各パラメータの上限は、どれだけもめ事を解決し、信仰
             を取り戻したかによって決まります。
 
・補佐役との友好度     これは、同行や訓練の回数、イベントでの会話でどういう
             受け答えをしたかによって上昇・下降が決まります。訓練
             でのパラメータ上昇値や、情報を得るための会話の成功な
             どに関わりますのでなるべく上げてください。あまり低い
             と人物によってはオーロフ側に寝返ります。
 
 
 
主な登場人物
 
・アウズ 45歳 女性
イースラントの有力な族長未亡人。夫亡き後よく一族をまとめ、賢夫人の誉
れ高い女性。占い・呪術の能力も持ち合わせる。普段はおっとりとした風情
を漂わせているが、いざという時の決断力・行動力は群を抜く。主人公を元
の世界から連れてきたことに負い目を感じてはいるが、古い神々を奉じる一
族のためであると割り切っている。
 
 
補佐役達
 
・スカルプヘジン 25歳 男性
アウズの養子。実子がいないため後継者。身分はもともと低かった
が、剣の腕と状況判断能力を見込まれた。信仰心も篤い。アウズの
命令には服従する。寡黙で自制心も強いが、いったん激すると相手
を滅するまで攻撃をやめない。
 
 
・シグルズ 18歳 男性
古い名門の三男。アウズの屋敷に修行に来ている。人の役に立つことが嬉
しく、純朴で人を疑うことを知らない。良くも悪くも天真爛漫。身分の低
い者や同年代の者には好かれている。
 
 
・エギル 32歳 男性
アウズの使用人。亡き妻をノルトヴェークの有力貴族夫人に侮辱されて怒
り、裁判に訴えるも権力につぶされて逃走。アウズにかばわれる。何があ
ろうとも隠れだてせずに正々堂々と立ち向かい、名誉を非常に重要視する。
無骨な男と思われがちだが案外詩作が巧みである。
 
 
・グレティル 20歳 男性
名門の嫡男であるが、父親とうまくいっておらず、統治を見習うという
名目でアウズの元で働いている。自尊心が高く、人となかなかうち解け
られない。族長としての能力は備わっているが、運が悪くやることが裏
目に出がち。
 
 
・スノッリ  27歳 男性
法に造詣の深いアウズの相談役。人当たりがよく、伝承や呪術にも詳し
い。武力に頼るのでなく、法や話し合いで問題を解決することが最良の
道だと考えている。
 
 
・サクソ  28歳 男性
ノルトヴェークの隣国出身の青年。イースラントの法や伝承を学びに来て
いる。法などを社会に役立てるのでなく、純粋に研究対象として見ている。
人付き合いは苦手。スノッリとよく討論している。
 
 
・イングヴァル 30歳 男性
アウズの資産を管理している。交易のためあちこちを渡り歩いており、
情報収集・分析能力に秀でている。生じた敵を叩くのではなく、敵を
作らないよう立ち回る。旅先の国で女王とあれこれあったとかなかっ
たとか。
 
 
・ボリ 15歳 男性
アウズの被後見人。父を早くに争いでなくしている。物静かで詩作や
法の勉強を好む。実母に恥をかかせないよう、また父を殺した相手に
立ち向かえるようになろうと努力している。

 

 ゲーム内での選択とその結果によって、エンディングは様々に変化します。無事ノルトヴェークの侵略を食い止めた後、

神乙女としてこの世界にとどまるか、自分の世界に帰るか。また、逆にノルトヴェーク及びその周辺諸国に攻め込んで一大

帝国を築くか、あるいはオーラフに膝を折るか。選択はあなた次第です。

 

こんな感じで、詳しく注釈をつけてお嬢さん方を北欧神話の世界に引きずり込む ご案内とまいりましょう。末尾に「参考文献」

をあげておけば熱心な方々は読んでくださるでしょう。

 

 再度申し上げますが、「嘘企画」です。作成の予定はまったくございません。

 考えた私だけが楽しかったです。「アイスランドサガ」や「エッダとサガの世界」に「腹黒」だの「ツンデレ」だのと付箋貼ってた

のは私ぐらいのもんでしょう。……反省はしてます。

 自サイトの文章に手を加えました。
 

 

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