どもども、Freyrです。
ご存知の方も多いとは思いますが、俺のハンドル名「Freyr」は北欧神話のフレイ神のことです。
と、いうことで今回はそのフレイが主役(?)である「スキールニルの歌」を紹介したいと思います。
「スキールニルの歌」は、ざっと話すとこんな話です。
ある日のこと、フレイは玉座(←オーディンの私物です^^;)から世界中を眺めていたところ巨人の国で美しい乙女を見つけました。
そして、恋煩いにかかってしまったのです。
それをみかねたスカジ(フレイの継母です)がフレイの従者スキールニルに原因を究明するように命じました。
スカジ「こら、スキールニル!あのニョルズの息子を何とかしなさいよ!いつまでも凹んで凹んで・・・見苦しいったらありゃしない!あんた、あの子の従者でしょうが。」
スキールニル「(怯えながら)・・・わ、わかりましたー」
ということで、スキールニルはフレイから相談を受けることになりました。
フレイ「・・・君にはわかるまい・・・この苦しみ・・・ああ。」
スキールニル「・・・いいかげん話してくださいよー。誰のことが好きになったのですか?坊ちゃん。」
フレイ「・・・はっ。なぜに僕が恋煩いだと見抜いた?」
スキールニル「・・・(見れば一目瞭然だって^^;)それは、私が子供の頃からフレイ様と一緒にいるからですよ。心が通じ合っているのです。」
フレイ「ああ、なるほど。」
こうして、フレイはギュミル(巨人の名前です)の娘ゲルズに恋していることを打ち明けるのでした。
フレイ「これほどまでに、美しい乙女はもう現れないだろう。だが、神々も妖精も二人が結ばれることを喜ばないだろう・・・。」
スキールニル「・・・(つまり、私にいけと。)それでは、馬と剣をくださいませ。」
フレイ「わかった。よろしく頼むぞ。」
というわけで、フレイの名馬と宝剣をゆずりうけたスキールニルはギュミルの館へ向かったのでした。
スキールニル「貴女がゲルズ様ですか。初めまして、フレイ様の従者スキールニルです。いきなりですが、フレイ様の妻になってくださいませんか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)」
スキールニル「・・・それでは、純金の林檎(若さ)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもその若さを頂くことはありません。」
スキールニル「わかりました。・・・それでは、ドラウプニル(富)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)ギュミルの館でも黄金は不自由していません。」
スキールニル「なるほど。・・・それでは、この宝剣が目に入りませんか。巨人殺しの剣ですよ。断ればどうなるか・・・わかるでしょう?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもこのような無理無体な仕打ちを受けるいわれはありません。父、ギュミルが来たら貴方達のことですからすぐに戦いになりましょう。」
スキールニル「ですから、ギュミルでもこの宝剣には勝てません。貴女の父が死ぬのですよ?よろしい。更に私が貴女に呪いをかけることにします。その呪いとは・・・(以下略)」
ゲルズ「・・・わかりました。承諾します。私がフレイを愛することになるとは夢にも思いませんでしたが・・・。」
スキールニル「良い判断です。」
ゲルズ「・・・九夜の後、バリの森にてゲルズはニョルズの息子に愛を捧げるでしょう。そうお伝えください。」
こうして、ゲルズはフレイの妻になることを承諾しました。そして、そのことをフレイに伝えることにしました。
スキールニル「・・・というわけです、フレイ様。」
フレイ「ありがとう、スキールニル。しかし・・・九夜か。一夜は長い、二夜はもっと長い。どうして三夜も我慢できよう。待ちごがれる半夜は普段の一夜よりも長く感じるよ・・・ああ。」
スキールニル「・・・(呆れて)そうですか。」
とまあ、かなり俺の主観が入っている気もしますが^^;こんな話です。
自分の求愛ぐらい自分で行けよ、というツッコミは当然の話で。
ゆえに、フレイは坊ちゃんで情けない男というイメージが定着しています(笑)
が、実はスキールニルはフレイの別人格を表しているだけで二人は同一人物であるという説もあります。
それなら、フレイ自ら求愛に行ったことになる!
ということで、二人は同一人物であるという仮定を元にもう一度「スキールニルの歌」を振り返ってみましょう。
もしかしたら、フレイを弁護できるかも?
ある日のこと、フレイは玉座(←オーディンの私物です^^;)から世界中を眺めていたところ巨人の国で美しい乙女を見つけました。
そして、恋煩いにかかってしまったのです。
それをみかねたスカジ(フレイの継母です)がフレイに話を聞いてみることにしました。
スカジ「フレイ、あんなに賢い貴方なのにどうしてこんなに沈んでいるのですか?」
フレイ「・・・実は、私はギュミル(巨人の名前です)の娘ゲルズに恋しているのです。」
スカジ「そう、それであんなに塞ぎ込んでいたのね。」
フレイ「はい。しかし、いつまでもそうしているわけにはいけません。今から求愛しに行ってきます!」
というわけで、名馬と宝剣を持ちつつギュミルの館へ向かったのでした。
フレイ「貴女がゲルズですか。初めましてフレイです。いきなりですが、私の妻になってくださいませんか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)」
フレイ「・・・それでは、純金の林檎(若さ)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもその若さを頂くことはありません。」
フレイ「わかりました。・・・それでは、ドラウプニル(富)を差し上げましょう。如何かですか?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)ギュミルの館でも黄金は不自由していません。」
フレイ「なるほど。・・・それでは、この宝剣が目に入りませんか。巨人殺しの剣ですよ。断ればどうなるか・・・わかるでしょう?」
ゲルズ「嫌です(きっぱり)どなたの愛の為にもこのような無理無体な仕打ちを受けるいわれはありません。父、ギュミルが来たら貴方達のことですからすぐに戦いになりましょう。」
フレイ「ですから、ギュミルでもこの宝剣には勝てません。貴女の父が死ぬのですよ?よろしい。更に私が貴女に呪いをかけることにします。その呪いとは・・・(以下略)」
ゲルズ「・・・わかりました。承諾します。私がフレイを愛することになるとは夢にも思いませんでしたが・・・。」
フレイ「ありがとう、嬉しいよ。」
ゲルズ「・・・九夜の後、バリの森にてゲルズはニョルズの息子に愛を捧げるでしょう。」
フレイ「わかったよ。しかし・・・九夜か。一夜は長い、二夜はもっと長い。どうして三夜も我慢できよう。待ちごがれる半夜は普段の一夜よりも長く感じるよ・・・ああ。」
ゲルズ「(・・・やっぱり、ムカつくわ。せめてもの腹いせに名馬と宝剣は捨ててしまいましょう。ふう、これで少しはスッキリしたかしら^^)」
・・・って、フレイ自ら脅してるじゃん!
しかも、脅して妻を手に入れたにも関わらず苦悩のポエム・・・。
やはり、いずれにしてもイタイキャラなのか。
どうやらフレイの弁護は難しいようです。
追記
これは前回のブラギのブロクからの抜粋です。
自サイトからの転記でもあります。